こんにちは、データアナリティクス部のロバート・フバッチです。以前のブログ「有機合成分野へのLLM適用」で、大規模言語モデルを有機合成に利用することについて書きました。このようなモデルの利用は、新しい有機化合物の生産を容易にし、コストを削減すると予測されています。さらに、これらのモデルの応用範囲は、化学全体の分野に拡大することができます。
大規模言語モデルの発展は、テキストの理解を向上させるだけでなく、画像や音声など他の情報伝達手段の理解にも向かっています。このような言語モデルはマルチモーダルモデルと呼ばれます。マルチモーダル言語モデルを化学に応用することで、追加のメリットが得られることがわかっています。この場合、モデルは通常のテキストだけでなく、化合物の分子や化学反応を表す図も分析します。これらの図は、写真や手書きのスケッチの形式で提供されることもあります。このブログでは、化学の分野におけるマルチモーダル言語モデルの応用例を2つ紹介したいと思います。
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