みなさんこんにちは、製品開発部の島崎です。
新年度が始まり今まで車を運転する機会のなかった方も
お仕事などで車を運転する機会が増えるかと思います。
エコモットでは以前より交通事故削減ソリューションPdriveを提供しており、
ヒヤリハットの発見や運行管理でご活用いただいております。
Pdriveは現在ネットワーク接続型のドライブレコーダー『TMX-DM03』で運用されています。
今回はドライブレコーダーに加え簡易型GPS端末『SVL-200』が
Pdriveにて運用可能となったためご紹介いたします。
SVL-200について
SVL-200は製品紹介ページにもあるように、
GPS測位とLTE通信に特化したシンプルな端末となっています。
手のひらサイズで重量も150グラムほどと
PdriveではGPS測位による位置情報の通知に加え、
危険運転(急加速、急ブレーキ、急ハンドル)の発生が通知されます。
■通常の運行時
現在の位置情報が表示されます。
■危険運転発生時
発生時刻、危険運転の種別が表示されます。
各種モジュールについて
位置情報の測位にはGPS及びみちびき(準天頂衛星システム)を用いています。
以下の画像のように都市部でも高精度な測位を可能としています。
また、GPSより速度の計測を行っており、矢印の色で速度が一目でわかるようになっています。
※赤(高速)>黄>青>紫(低速)
通信モジュールはKDDI KYM12を使用しています。
通信回線はKDDIの閉域網専用回線(CRG)を用いており、
非常にセキュアな通信となっています。
ドライブレコーダーとの比較
Pdriveで使用されているTMX-DM03との比較になります。
ドライブレコーダーとの比較になるためカメラやディスプレイ、
SDカード等の機能はSVL-200にはありません。
しかし、ネットワークや衛星測位システム、センサーなどは簡易モジュールでありながら
高性能ドライブレコーダーと遜色ない機能を備えています。
また、SVL-200は取り付け場所を問わないコンパクトなサイズとなっています。
SVL-200 | TMX-DM03 | |
カメラ | なし | 2カメラ ※高感度 SONY STARVIS CMOSセンサー採用 |
ネットワーク | LTE:B18 | LTE:B1/3/18/19/28 |
Wi-Fi | なし | Wi-Fi 802.11b/g/n |
Bluetooth | なし | Bluetooth4.2 |
衛星測位システム | GPS/みちびき | GPS/GLONASS/みちびき |
センサー | 加速度センサー、ジャイロセンサー | 加速度センサー、ジャイロセンサー |
スピーカー・マイク | なし | あり |
ディスプレイ | なし | 2.4インチ タッチパネル |
SD | なし | MicroSDスロット(MicroSDXCメモリーカード512GB 対応) |
通信モジュール/SIM | KDDI KYM12 LTE | nano SIM |
USB | Micro USB(電源) | Micro USB(電源) |
電源・電圧 | 12V/24V DC シガーライター電源対応 | 12V/24V DC シガーライター電源対応 |
取付位置 | ダッシュボード上など | フロントガラス取付(※運転席側取付になります。) |
動作温度 | -20 ~ 70℃※結露しないこと | -10℃〜60℃ ※バッテリー動作除く |
外形寸法 | 48.0(W)×100.4(D)×22.5(H)mm※突起部除く | 130(W)×55(D)×50(H)mm ※ブラケット部除く |
質量 | 150g | 200g |
最後に
すでに車に別のドライブレコーダーを導入されていている場合、
ドライブレコーダーを2台設置したり、置き換える必要がなく
元からあるドライブレコーダー + SVL-200の構成ですぐにモビリティサービスを開始できます。
また、ドライブレコーダーの映像は不要で運行管理やヒヤリハットの検知のみで充分といった
お客様にも設置が容易でコンパクトなSVL-200はお勧めです。
もしご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。