こんにちは!製品開発部の板谷です。
今回はAI×IoTを使った空席状況確認サービス「アイテル」をご紹介させていただきます!
アイテルは今年7月、札幌市から新型コロナウィルス感染拡大防止事業の対象ツールとして採択されました。
アイテルとは
3分間ごとに画像撮影をおこない、AIサーバーで空席率を算出し、お店の空席状況をLINEで確認することができます。これにより、飲食店や医療施設などの空席状況を電話やメールでお問い合わせすることなく、簡単に確認することができます。
アイテルにはお店限定LINEアカウントとアイテル公式LINEアカウントの2種類のアカウントがあります。今回、キーワードやジャンル検索・お気に入り機能の使い勝手を向上させるためアイテル公式アカウントのリニューアルを行いました!
本題に入る前に、アイテルの2つのアカウントについてご説明します。
ニーズに合わせた2種類のアカウント
お店限定LINEアカウント
お店にあるQRコードからお友達に追加するだけで、よく行くお店の混雑状況をいつでも確認することができます。
アイテルを導入していただいている「SD Fitness 24札幌白石店」さんと「HOTEL POTMUM MORIHICO. STAY COFFEE」さんを例にご紹介します。
LINEチャット欄に『あいてる?』と打ち込む、もしくは「SD Fitness 24札幌白石店」さんは『混雑状況を確認!』ボタンを、「HOTEL POTMUM MORIHICO. STAY COFFEE」さんは『今の店内』ボタンを押下すると、アイテルのLINE BOTサーバが自動的に応答し、店内画像と混雑状況メッセージがトーク画面に送信されます。実際に人がいる場所に人型アイコンを配置することでプライバシーに配慮しています。
アイテルのLINE BOTサーバは既存のお店のLINEアカウントから簡単に呼び出すことができるため、クーポンやイベントの告知などお店から配信された情報を確認するついでに、気軽に空席情報を確認することができます。ご紹介したお店はこちらのQRコードからお友達に追加できますので、実際に混雑状況を確認してみてください!
アイテル公式LINEアカウント
近くの混雑していないお店を見つけることが出来ます。空いているお店でランチをしたいけれどどのお店にしようか迷っている、という人にぴったりのアカウントです。ご興味がある方はこちらからお友達に追加することができます。
リニューアルにあたって
LINEが提供するウェブアプリのプラットフォームLINE Front-end Framework(LIFF)を使用しました。LIFFで動作するウェブアプリをLIFFアプリと呼び、今回はリニューアルのためにLIFFアプリの開発を行いました。
私自身LIFFアプリ開発は初めてでしたが、普通のウェブアプリと同じ手法で開発することができました。
完成したものがこちらです!
近くにある営業中のお店が一目で分かります。
キーワード・ジャンル検索を使えば、お目当てのお店も探しやすいですね。お気に入り登録した店舗を一覧で確認することもできます。
こちらはお店の空席情報・住所や営業時間などの詳細情報を表示する画面です。お気に入り登録・解除はこちらの画面から行うことができます。
「アイテル?」をタップすることで空席情報を更新します。また、「店内の奥の方が見えにくい!」という時は画像拡大して確認することもできます。
おわりに
アイテルはお店や施設の混雑状況をLINEで「見える化」することができるサービスです。
2020年は新型コロナの流行により、密閉・密集・密接を回避する「三密」対策が社会的に推進されてきました。そんな中で、お店に行こうか迷っているお客さまに安全対策をアピールすることができるサービスとしても注目されています。
アイテルのホームページには三密関連の特集ページもありますので、ぜひご覧ください。