こんにちは。
IoTインテグレーション開発部の福井です。
新型コロナウイルスにて本社のある札幌および首都圏のみならず
全国的に影響を受けている状況ですが当社としてもIoTで少しでも
貢献出来る事がないか日々議論を進めております。
今回はこんな時こそ自己スキルを高めよう!ということで
当社にて取得を推奨しております『MCPC IoTシステム技術検定』について
ご紹介したいと思います。
私は一昨年当社に入社したのですが、この会社に入るまではIoTという物を
聞いたことは有っても実際に何なのか詳しく理解出来ていなかった
部分がありました。
そこからこの資格を1から勉強することで体系的に理解することが
出来ましたので、今からIoTを学習しようとしている方にはおすすめです。
MCPCとは
MCPC(Mobile Computing Promotion Consortium)はモバイルコンピューティング
システムの本格的かつ健全な市場の形成・拡大のために、通信キャリア
(ネットワーク)、コンピュータハードメーカ・ソフトメーカ、システムインテグレータ
(含むサービスプロバイダー)、報道関係者等が連携し、より高度、効果的かつ経済的な
モバイルコンピューティングシステム実現、発展のための技術上の課題、運用上の
課題調査、課題への対応、共同研究、開発の推進、標準(デファクトスタンダード)化
および普及啓発活動等を行い、もって情報化社会の発展拡大に貢献する(加えて世界―
特にアジアにおけるモバイルコンピューティングシステムの先導的役割を果たす)
ことを目的としています。
※MCPC公式HP(https://www.mcpc-jp.org/profile/mokuteki.htm)より
当社とも非常にかかわりが深く、過去に年に1度行われているMCPC awardを3度受賞しております。
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2011年4月 「建設現場の見える化システム『現場ロイド』」
MCPC award 2011 特別賞 受賞
http://www.mcpc-jp.org/award2011/
2015年12月 「IoT プラットフォーム FASTIO(ファスティオ)」
MCPC award 2015 プロバイダー部門
グランプリおよび優秀賞 受賞
http://www.mcpc-jp.org/award2015/
2019年11月 「飲食店向け自動応対サービス『AITELL』」
MCPC award 2019 サービス&ソリューション部門
奨励賞 受賞
https://www.mcpc-jp.org/award2019/
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MCPC IoTシステム技術検定とは
MCPC IoTシステム技術検定はMCPCがIoT技術者の育成を目的として2016年より
実施している資格制度です。
レベルは3段階(基礎、中級、上級)で構成されており、必要とするレベルと
適用可能な実務レベルが設定されています。
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・必要とするレベル
基礎:IoTに関する基礎知識の理解
中級:IoTシステムを構成する基本技術習得
上級:高度なIoTシステム、業界固有または業界をまたがるサービスを
構築する実践的な専門技術の習得
・適用可能な実務レベル
基礎:IoT構成要素の基本的な用語を理解し、一般的なoT関連の書籍を読解できます。
また、セミナーに参加可能な専門用語と基本的な構成データの流れ蓄積分析が
わかります。
中級:IoTシステム全体を俯瞰することができ顧客の要求または提案の要点を的確に
把握でき、システム構成の概要が描けます。
上級:高度なIoTビジネスモデルの企画、設計構築、運用のリーダーとして活躍できます。
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詳しい出題範囲やスケジュール、受験料等は公式サイト
(https://www.mcpc-jp.org/iotkentei/index.html)
をご参照下さい。
合格に向けて
私が受験したのは中級と上級になりますが、中級に関しては公式テキストである
「IoT技術テキスト ― MCPC「IoTシステム技術検定 中級」対応 ―」
をひたすら読み込めば合格できると思いますので、ネット上でもまだ情報の少ない
上級について記載します(2019年7月に受験)。
まず上級試験の概要については公式サイト
(https://www.mcpc-jp.org/iotkentei/kentei_msg_jyokyu/index.html)
をご参照ください。
論文式で時間的にも余裕がない為、ある程度記述する内容を決めておいた方が
焦らなくて良いです。
10業種の中から3業種を指定されますが、どれが指定されるかは
もちろん事前には分かりませんので、事前にそれぞれのIoT活用事例を
集めておいて 指定3業種から1番自信のある業種を選択するのが
いいと思います。
困ったら上記のMCPC awardで紹介されている事例を参考にして自分流に
アレンジするのも良いです。
またそこに1、2日目の講義内容を盛り込むと課題に沿った答えが
書きやすい様に感じました。
(最新技術や動向、セキュリティ、費用対効果等)
※例えば製造業を選択した場合には全国に何か所か拠点の有る
中規模部品工場を想定した現状のIoTシステムの問題点、課題を定義し
どのような技術を使えばそれを解決できるのかやそれを導入すると
どのような費用対効果が得られるのか、また導入したシステムが
今後どのように発展する可能性があるのかを考えておく
技術的な部分での中級復習は不要と感じましたが、中級合格から時間が
経っている場合は一度復習した方が安心かもしれません。
最後に試験の申込については期間内でも定員になると締め切られる為、
受験を考えている場合は早めの方がいいです。
おわりに
IoTは日々新しい技術が出てきており、合格した後も業界のトレンドを
追っていくことが大事だと常々感じております。
上記が皆さまのIoT学習の参考になれば幸いです。