こんにちは。
エコモット アドベントカレンダー24日目です。
忘年会シーズン真っただ中ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
週2回でいろんな忘年会に参加してお腹周りと肝臓が心配な製品開発部の島崎です。
本日は提供開始(2018年12月21日)から1年になったぐらロイド(広域傾斜検知)についてご紹介いたします。
ぐらロイドは名前の通りぐらぐら(傾きや振動)を検知、通知するソリューションです。
社員のなにげない一言から決まった名前ですが、直感的に分かりやすいネーミングで気に入っています。
ぐらロイド紹介動画
ぐらロイドは傾き検知したい場所や物に設置する傾斜計(LRG-50)と
傾斜計からの傾きを受信してIoTゲートウェイに送る親機(LRG-500)の構成になっています。
IoTゲートウェイを経由しクラウド上へデータを送信したり、
急な傾きを検知した際は親機から回転灯を点灯させて周囲へ知らせることもできます。
ぐらロイドシステム構成
傾斜計と親機の接続はLPWA(低消費電力無線通信)の一種であるLoRaを用いており、
長期間稼働(1時間に1回送信で約1年!)と長距離通信(遮蔽物無しで最大1km!)を両立しています。
傾斜計の設置は棒状のものに設置しやすいバンドタイプと平面に設置しやすいマグネットタイプがあります。
バンドタイプは写真のように杭に巻き付けて地盤の傾き検知などに活用しやすい作りになっています。
マグネットタイプはバンドタイプとは逆に平面に対して設置することに適しており、
コンテナや建物、橋梁の傾き検知を行うことができます。
強力なネオジム磁石を用いているため大人の力で思いきり動かそうとしない限り対象物から動かないようになっています。
ぐらロイドは1台の親機に対して傾斜計を最大50台まで接続可能なため、
複数の対象物の挙動を監視することができます。
例)50台を斜面に設置し細かく地盤の監視
コンテナ50台に傾斜計を1台ずつ設置し盗難等の監視 など
近年は台風や豪雨、地震などで土砂災害や建物の倒壊が数多く発生しています。
ぐらロイドが災害等の発生をいち早く検知し、命や大切なものを守る手助けになれば幸いです。
ソリューションや端末の詳細はぐらロイド(広域傾斜検知)のサイトに記載しています。
もしご興味がありましたら是非アクセスしてみてください。