それカメラである必要あったんですか?


こんにちは。
岩津です。

“エコモットブログ アドベントカレンダー 21日目です。”

(他のアドベントカレンダー記事はこちらから)

突然ですが弊社では「屋外利用できるエッジAIカメラ」を提供しております。

MRM-900

AIカメラと言っても「なんだそれは」という感じもありますが、

簡単にいうと「AI(人工知能)でよく使われる画像解析やディープラーニングを高速に行えるカメラ」です。
個人的には

「賢いカメラ」→「頭いいカメラ」→「A(あたま)I(いい)カメラ」

で問題ないです。覚えやすい大事。

画像分析で何をするのかというと、この動画ように高所作業用の安全帯がきちんと装着されているかなんかが判るわけですね。

見ていただくと特別なセンサーも無く、カメラの映像のみで安全帯の見える向きや、フック取り付けの異常(きちんと取り付けていない)まで判断できているのがわかると思います。

フック異常

一般的な画像解析を得意とするサービスや製品ではよく高性能なサーバーを利用して画像解析を行ったり、または高性能なパソコンを使って解析を行うことが多いですが、やっぱりどうしても「リアルタイムにそして現地で画像解析を行いたい」というケースが出てきます。

たとえば弊社はモバイル通信とクラウドを利用したシステムを得意としますが、一般的にモバイル通信は通信環境によっては圏外になることもあり、またクラウドも通信状況が悪化すると応答が遅くなったり、サーバーの障害などにより一時的に利用できないなど様々なリスクを考慮する必要があり、正直考えることが多い分野ではあります。

そこで現地(エッジ)となるわけですが現地で画像分析をするにも頭が痛い問題は出てくるもので、たとえば「置き場所に困らない小型かどうか」「屋外におけるか?防水防塵か?」「通信設備導入するのが大変」などがあります。

このAIカメラは『防水+AI+カメラ+LTE(通信機能つき)』の一体型で省スペースなため、まさに屋外でAI(画像解析)やるために作られたようなカメラと言っていいんじゃないでしょうか。
そう、屋外で画像認識するためにはこのAIカメラじゃなきゃいけなかったんです。(タイトル回収)

弊社ではこのカメラを使って、現地(エッジ)ならではの、現地(エッジ)でしかできない用途にこのカメラを活用していきたいと考えております。

もちろん現地で完結できない部分はクラウドで行うような、ハイブリッドな活用も今後ますます求められていきますので、そのような用途に取り組んでいきたいと思っております。

今回はAIカメラのご紹介でした。

参考:
MRM-900 商品紹介