Amazon Dash Button + Raspberry Piでお弁当屋さんが来たことを通知


こんにちは!
開発部の武内です。

弊社のランチ前の時間帯にはお弁当屋さんが販売にいらっしゃるんですが、
入居しているフロアが1F、2F、3Fとあるため
お弁当屋さんに各階を回っていただくという大変申し訳ない状態になっています。。。
(開発部は2Fです。)

お弁当屋さんが来たら1Fから内線で教えてもらう等、
人間に頼る手もありますが我々は開発部。
「お弁当屋さん専用のチャイムみたいなの作れないかな」
「開発部はSlackを使っているから、チャイムはSlackに通知できないかな」
と考えた結果、

Amazon Dash ButtonRaspberry Pi を使って
お弁当屋さん通知ボタンを作ってみました。

構成

構成はシンプルです。

obento_diaglam

図の通り、Dash ButtonとRaspberry Piは同一ネットワーク上にいる必要があります。

obento_ciao01

商品を買うわけではないのでどのDash Buttonでも良いんですが、
私は猫好きなのでCIAOちゅ〜るにしました。

構築

Raspberry Pi

Raspberry Pi(RASPBIAN)のインストール→ネットワーク設定→SSH設定→までの手順は省略します。

obento_pi

SSHログインします。

dasher は同一ネットワーク上のDash Buttonの押下を検知し、
イベントを実行できるアプリケーションです。

Dash Button

  1. スマートフォンのWi-FiをONにし、Raspberry Piと同じネットワークに接続します。
  2. スマートフォンのBluetoothをONにします。
  3. スマートフォンにAmazonショッピングアプリをインストールし、ログインします。
  4. アカウントサービス→Dash端末→新しい端末 からセットアップに進みます。
  5. Dash Buttonを長押しし、初期設定を開始してWi-Fiパスワード等を入力します。
  6. 最後に注文する商品を選択する画面が出ますが、設定せず×で終了します。

これで実際に商品は注文されず、
押下のイベントだけが発生する状態になります。

Slack

  1. Configure Apps→Manage→Custom Integrations→Incoming WebHooks→Add Configuration に進みます。
  2. Post to Channelで通知先のチャンネルを選択します。
  3. Add Incoming WebHooks Integration しWebhook URLを得ます。

obento_webhook

dasher

これでDash Buttonの押下を検知できるようになりました!

ポチっと

obento_ciao02

数秒の後に…。

obento_slack

通知されました!

おわりに

いかがでしたでしょうか?

Dash Buttonは500円ですので、
気軽に試せるのが良いですね。

皆さまの快適な開発生活の一助になれば幸いです。