【Google】Teachable Machineとは?無料で始めるAI開発ツールの使い方と活用例


こんにちは!エコモット株式会社でIoT・AI・DXコンサルタントをしている本間です。

Googleが提供する無料のAIツール「Teachable Machine」をご存知ですか?

プログラミング不要で、画像認識や音声認識、ポーズ検出などのAIモデルを誰でも簡単に作成できます。

本記事では、Teachable Machineの基本的な使い方から実践的な活用例まで、DX推進のヒントとともに詳しく解説します。

Teachable Machineとは?

Teachable Machineは、Googleが提供する初心者向けのAIツールです。

プログラミングや機械学習の専門知識がなくても、ブラウザ上で直感的な操作によってAIモデルを作成できる無料のプラットフォームです。

Teachable Machineの主な特徴

  • プログラミング不要
    ドラッグ&ドロップの直感的な操作でモデルを作成できます
  • 多様なデータ対応
    画像、音声、ポーズの3種類のデータを活用できます
  • 即時テスト機能
    作成したモデルをリアルタイムでテストし、性能を確認できます
  • 簡単なエクスポート
    TensorFlow.jsやTensorFlow Lite形式でモデルを出力し、アプリケーションに組み込めます

Teachable Machineの使い方を徹底解説

Teachable Machineでのモデル作成は、以下の3つのステップで完了します。

1. データを収集する

  1. プロジェクトタイプ(画像・音声・ポーズ)を選択
  2. 各クラス(分類カテゴリ)を作成
  3. Webカメラやファイルアップロードでデータを収集
  4. 各クラス最低20個以上のサンプルを推奨

2. モデルをトレーニングする

  1. 収集したデータをクラスごとに整理
  2. Advanced設定でエポック数やバッチサイズを調整(必要な場合)
  3. 「Train Model」ボタンをクリックしてトレーニング開始
  4. トレーニング完了まで待機(数分程度)

3. モデルをテスト・エクスポートする

  1. プレビュー画面でリアルタイムテスト
  2. 必要に応じてデータを追加して精度を向上
  3. 「Export Model」からモデルをエクスポート
  4. 用途に応じて適切なフォーマットを選択

Teachable Machineの活用例

例えば「じゃんけんAI」開発手順

  1. データ収集
    「グー」「チョキ」「パー」の画像を複数枚撮影
    異なる角度や明るさで撮影し、バリエーションを確保
  2. モデルトレーニング
    3つのクラスにデータを分類
    トレーニングを実行
  3. テストと改善
    リアルタイムで認識精度を確認
    誤認識が多い場合は追加データを収集

Teachable Machineを使うメリットと注意点

メリット

  • コスト効率
    無料で利用可能なため、初期投資が不要
  • 導入の容易さ
    技術者がいなくても数時間で実装可能
  • 即時性
    モデルの作成から実装までが迅速

注意点

  • データ品質
    認識精度はトレーニングデータの質に大きく依存
  • 処理の制限
    複雑な処理や大規模なデータセットには不向き
  • カスタマイズ性
    高度なパラメータ調整には限界あり

まとめ:Teachable MachineでAIをもっと身近に

Teachable Machineは、AIの導入を検討している企業や個人にとって、最適な入門ツールです。

特に以下のような場面での活用をお勧めします。

  • プロトタイプの作成と概念実証(PoC)
  • 社内でのAI教育や啓蒙活動
  • 小規模な業務効率化プロジェクト

Teachable Machineは、AIの可能性を体験する素晴らしい入り口です。

しかし、より本格的なAI開発やビジネスへの実装をお考えの場合は、専門家のサポートがあると安心です。

 

 

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