新卒4ヶ月目の感想 – 研修から現場まで


こんにちは!開発本部 SJC共同開発推進室の對島です。

新卒としてエコモットに入社し、気がつけば4ヶ月(社外研修期間を除くと1ヶ月)が経過しました。

本記事では研修について細かく書いている人がいなかったので研修ではどんなことをしたのか、また会社に戻ってきてからの1ヶ月の率直な感想をお伝えしようと思います!

社外研修

まず、私が入社して最初の3ヶ月は、社外での研修に充てられました。
どんなことをしたのかというと…

  • ビジネス研修(ビジネスマナー、プレゼンテーション)
  • プログラミング研修(Java、オブジェクト指向)
  • データベース研修
  • Webプログラミング研修(HTML、CSS、JavaScript)
  • チーム開発演習

JavaやHTML、CSS、データベースなどプログラミングの基礎から開発にいたるまで濃縮して学びました。

プログラミング研修の進め方

プログラミング研修では、以下のような進め方で行いました。

  1. ソースコードの理解
    配布されたソースコードを実際に打ち込み、その動きを理解する。
  2. 講師による解説
    ソースコードの中身を自分の言葉で説明できるように、考え方を図で書けるように学ぶ。
  3. 課題に取り組む
    学んだ知識を活かして出題される課題に自力で取り組んでいく(調べる・相談は一切なし)

私自身、大学では情報系の学部にいましたが、知識としてはほぼ初学者同然、、、
研修初日は講師の放つ異様な気迫とオーラに圧倒され、私も他の研修生もその威圧感に圧倒されて、表情はほぼ「ゾンビ状態」でした。今でもその光景が目に浮かびます。

そんな中研修が進むにつれ、分かりやすい指導のもと一から学習を進めることができました。徐々に研修生の顔にも生気が宿り、暗い雰囲気が明るくなっていくのが感じられました。

ただし、調べることや相談することは一切禁止。自分の力だけで問題を解決しなければならないため、「これが本当に正解なのか!?」と悩み続ける日々が続きました。そんな中、自分だけの力で課題をクリアできた瞬間には、「こんな簡単なことで良かったのか!!」という達成感と同時に、気持ちよさも感じました。
壁を一つ一つ突破していく感覚は、ゲームのレベルアップをしているようなもので、プログラミングの楽しさや達成感を存分に味わうことができました!

チームでの経験

なんといってもこの研修一番のメインは、チーム開発演習。具体的には以下の2つの演習を行いました。

  • 掲示板のWebサイトを作成 (3日間)
  • 架空のお寿司屋のWebサイトおよびCMSの作成 (14日間)

チーム開発演習のグループ分けは、授業内で出題される課題の状況と単元ごとで実施されるテストによって決められていきます。お寿司屋の課題では、実際にお寿司屋の従業員と化した講師からヒアリングを行い、利用者のニーズを把握してから開発を進めました。(Webサイト上から座席やテイクアウトの予約をしたいなど)

・どんな作業分担で進めるべき?
・どんな設計にする?
・いつまでに何を終わらせる?(作業計画)
・依頼者からの要求(全て実現できるのか、優先順位)

などなど、、、考えるべきポイントが多くあり、かなり苦労しました。

やってみて一番重要だと感じたのが、「コミュニケーションを取る」ということです!
どこまで終わっているのか、仕様についての相談、手伝うことはあるか、といったコミュニケーションを取ることで、「思ったことを言い合える関係」になり、より良いものができていくと感じました!(中にはバチバチのチームも…)
年代が近いといったこともあり、分からないことはすぐに聞き合うことができ、満足のいく成果物を作り上げることができました!

最終的には各会社や他の研修生に対して成果報告をし、各企業からの質問に揉まれながらも3ヶ月の研修に終わりを告げました。

現場に戻ってきて

研修を終え、会社に戻ってきたときに率直に感じたのは「やばい」、「難しい」、「こわそう」といった感情でした。実際の現場で働く人たちの存在感に圧倒され、自分がちゃんとやっていけるのか不安な気持ちが強かったです。

直面した課題

開発進行中の案件に参画させていただき、最初に直面したのは、ソースコードの複雑さでした。Spring BootやThymeleafといったフレームワークやテンプレートエンジン、これらの言葉はほぼ聞いたことがなく、実際にコードを見たときは「なんだこれ」といった感じでした。一つ一つゆっくりと見ていくとかろうじて中身が理解できるものの、多くのクラスやメソッドが存在しており、理解するのが大変でした。
中でもJavaScriptは研修で少しだけ触った程度であったため、実際に現場で使用されているのを見たときに「はじめまして」が多く、何度挨拶したか分かりません。

百聞は一見に如かずということで、機能を実装することになりページネーション機能に取り組みました。

ページネーション機能

簡単な機能のはずがそれだけでもかなりの時間がかかり、自分の力不足を痛感しました。
ディスプレイでコードを眺めていても、理解が進まずに時間だけが過ぎていくような場面がありました。
ディスプレイに向かってもなかなか進展しなかったので、上司にアドバイスをいただき一度紙に手書きでコードの流れや関係性を整理したところ、途端に「ここが問題だったのか!」と気付くことができました。

その時教わったことを共有します!

書き出しの方法

  • まずは自由に書く:頭の中のモヤモヤを吐き出すつもりで、思いついたことをどんどん紙に書き殴ります。
  • 簡単な図や矢印を使う: 仕組みや動作を理解するために、シンプルな図や矢印を使って関係性を示します。例えば、データがどこから来て、どこに行くのかを矢印で描くと、全体の流れが見えやすくなります。
  • 必要な注釈を加える: 重要なポイントや自分が気を付けるべき点を短いメモや注釈で補足します。これもあくまで自分が理解するためのもので、他人に見せるわけではないため、見た目にこだわりすぎる必要はありません。

自分の理解を深めるだけでなく、問題解決の糸口が見えることが多いです。特に就職活動中やプログラミングの学習をしている皆さんにも、ぜひ試してみてほしいです!!

質問の重要性

新卒として仕事をしていく中で一番重要だと感じたのが「質問をしにいくこと」です。

よく聞く「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」の重要性は理解していましたが、実際に困ったときに質問するのはなかなか難しい…

「忙しそう、こんなこと聞いていいのだろうか」、「自分で解決できるのではないか」と考えているうちに、気づけば無駄に時間を使ってしまうことも。後から「最初に聞けばよかった…」と悔やむことも多々ありました。
だからこそ、「困った!」と思ったらすぐに質問する習慣をつけることが大切だと感じました。

もちろん何も考えずにただ質問するのではなく、自分の中で時間を決め、「あと〇分考えて分からなかったら相談する!」という風に考えていこうと思います。

新卒の特権を活かして、どんどん質問していきたいと思います!

終わりに

ここまで研修での取り組みや、会社に戻ってきた感想、反省をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。

会社で働き始めて1ヵ月ということで、技術的なことよりも社会人として働く上での感想や反省の多かった1ヵ月でした。
1ヶ月の中でも多くの失敗をしましたが、その分成長できた1ヶ月だったように思えます。
してはいけない失敗(報連相しない、何度も同じ失敗をしない)をしないよう、常に学ぶ姿勢で頑張っていきたいと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました。

また、エコモットでは一緒にモノづくりをしていく仲間を随時募集しています。
弊社に少しでも興味がある方はぜひ下記の採用ページをご覧ください!