JSTQB認定テスト技術者資格Foundation Levelに合格!

こんにちは!

JSTQB認定テスト技術者資格という資格をご存知でしょうか。
これはJSTQB(ソフトウェアテスト技術者資格認定の運営組織)が実施しているソフトウェアテストに関する資格です。

今回はFoundation Level(ソフトウェアテストに関する基本的な内容)試験に合格しましたので、
その勉強方法や感想などをブログにします。

※こちらに記載している内容はシラバス2018に準拠した内容になります。
2024/11からはシラバス2023が適用されるためご注意ください

試験の概要と学習用書籍

試験はソフトウェアテストに関する4択問題が40問出題され
そのうち65%(26問)正解で合格となります。

こちらはFoundation Level試験の2022年以降の開催結果になります。
合格率は7割を超えているのでしっかり勉強すれば合格できる難易度です。

Foundation Level試験の開催結果
期間 受験者数 合格者数 合格率
2022年度 1,764 1,244 70.52%
2023年度 3,465 2,598 74.98%
2024年度 3 3 100.00%
合計 5,232 3,845 73.49%

Webで任意の受験会場と日にちを選択できるので、ある程度勉強時間が取れる先の日程にして
受験会場も行きやすい札幌駅近くの会場にしました。

試験の範囲は全てJSTQBのサイトにあるシラバスに記載されています。
シラバスの構成は以下のようになっています。

第1章: テストの基礎
第2章: ソフトウェア開発ライフサイクル全体を通してのテスト
第3章: 静的テスト
第4章: テスト技法
第5章: テストマネジメント
第6章: テスト支援ツール

この全6章の中から選ばれた問題(2,4,5章がシラバスの内容も出題比率が多いです)が
出題されます。
そのためシラバスの内容を全部暗記すればテストは完璧!なのですが
シラバスは専門的な用語や言い回しが多く、読み解くのが簡単ではない内容となっています。

そのため私はこちらの書籍を購入して勉強しました。
シラバスの難しい文章ををわかりやすく書き換えており、
図やイラストも多く使用して読みやすい内容となっています。

勉強開始

まずは書籍を毎日一定時間読み込むことから勉強をスタートしました。
ですが、ここで最初の壁にぶつかります。
机に向かって勉強する習慣が失われており、集中力が続かなかったのです!

この対策として2,30分(本の中の区切りがいいとこまで)を1ステップとして区切り、
細かくリフレッシュするようにしました。
これである程度机に向かう習慣付けができたらもう少し長く続けるというやり方で初期の壁を乗り越えました。

内容はこれまでのエンジニア人生でやってきた技法を解説しているものも多かったです。
そういう箇所はスルスル入るのですが「そんなの初めて聞きましたけど?」というような
初見の技法や単語もあるので割と楽しく読み進められました。

勉強も中盤

書籍には章ごとに練習問題があるので読み込んだら練習問題を解くという反復学習を行いました。
中盤以降内容がある程度頭に入ってくるようになってきたら問題を解く量を増やすために
テス友という学習用アプリを利用しました。

テス友はJSTQB試験の模擬問題をランダムに出題し回答を採点してくれるアプリで
間違った回答では解説もしてくれるのでこのアプリをちょっとした空き時間に繰り返し実施しました。

私はシラバス本体をあまり読まずに書籍オンリーで進めていたので
シラバスベースのテス友の問題で引っかかることが多くてバランスよく勉強できたと思います。

勉強終盤

終盤はテス友や書籍の練習問題で弱かった章を重点的に読み込み
再度問題を実施するというサイクルで進めていきました。

特に5章のテストマネジメントが似たような用語が多くて覚えるのに苦労しました。
テストのフェーズごとに何をするとか、誰がどういう役割を持っているかなど
暗記に近かったので反復あるのみでした。

試験の2日前くらいに書籍の最後にある40問の模試をやって90%以上の正解率だったので
まあ大丈夫だろうの気持ちで当日を迎えました。

試験当日

札幌駅近くの試験センターに向かい手続きをして試験に挑みました。
手続きでポケットをひっくり返して手ぶらであるかの確認まで行ったのはちょっと面白かったです。

本試験の内容ですが章ごとの順番ではなく完全にランダムで出題で、
全体的に問題の文章量が多かったです。
書籍やテス友の問題文はあまり長くないので問題を見た瞬間怯みました。

かなり長い文章でソフトウェアの仕様が説明されて
そのソフトウェアを試験するには何パターン最低必要かなどという問題もあったので
しっかり問題文を読むことが大事です。

試験のUIは古い感じでしたが使いやすく、特に操作に困るといったことはありませんでした。
問題ごとに『後で見る』チェックボックスがあったので自信のない問題は全てチェックを入れて
後で見返してゆっくり解くようにしました。
これは今後受験される方もやった方が良いです。

見返してみたものの2つまでしか絞れないような問題が5問ほどありましたが
なんとか回答し試験時間を少し残して退出しました。

結果と感想

試験結果は約5日後にWebで確認でき無事合格することができました。
その後しばらくして合格証が郵送されてきました。

今まで知らないテスト技法や考え方が色々知ることができて中々良かったなという感想です。
テストにかかる時間などを見積もるときも前より考えることが増えました。

また、副産物として良かったのは机に向かう習慣ができたことです。
慣れると今日は勉強してなかったなと自動的に向かうようになり
習慣付けというのはよくできているなと思いました。

最初に書きましたが今回書いた内容はシラバス2018対応版となります。
2024/11からはシラバス2023が適用となり試験内容などが少し変わると思います。
もしこれを見て受験される方はお早めに!

最後に

エコモットでは資格取得に関しての支援制度があり、
合格すれば受験料と難易度に応じた報奨金をもらうことができます。
気になった方はこちらの採用ページWantedlyの募集ページをご覧ください。