はじめまして。開発本部 SJC共同開発推進室の坂根です。
昨年4月に新卒としてエコモットに入社してから11ヶ月(社外研修期間を除くと8ヶ月)が経過しました。「ようやく」のような「あっという間」のような、どちらにも感じる1年でした。
さて、本記事では新卒1年目として入社してから感じたこと、業務での反省などをお伝えします。就職活動中の学生、特に文系学部からエンジニアを志している方のご参考になれば幸いです。
何もかもはじめまして
私が実際に開発進行中の案件に参画させていただいたのが社外研修終了後の7月初めからだったのですが、7月初めの数週間は本当に何もわからない状態でした。学生時代は経済学部で文系出身だったこともあり、聞こえてくる用語は何もかも「はじめまして」の言葉ばかりです。一つの用語の説明を聞いても、その説明に出てくる用語も分からないというような状態です。
そんな状況を劇的に解消するすべなどもちろんありません、とにかくわからないことが出るたびに地道にコツコツ解消していくのです。急がば回れとも言いますしね。
幸いにも私は周りの先輩方に恵まれ、私の疑問や相談に真摯に向き合ってくれる方ばかりだったのですぐに解消することができました。とはいえ、能動的に相談しにいかなければ何も始まらないですし、私もその点はまだまだ改善の余地がありそうです、、、
またわからないことだらけで嫌になりそうなときは「知らなくて当たり前、なぜなら新卒1年目なのだから」と自分に言い聞かせながら業務にあたることで、わからないことへの恐怖心を新しい知識への好奇心へと変換して過ごすことができました。
そうこうしているうちに段々と案件についての理解も深まっていき、ミーティング等の内容も分かるようになっていきました。最終的にはシステムの追加機能の設計から実装までさせていただけるまでに、理解を深めることができました。日に日に理解できることが増え、任される業務の重みも増したことで充実感を得ることもできました。
身に付いたこと
この1年を通して技術面で身に付いたことがいくつかあります。最初はGNSS連動のリアルタイム即位補正データ配信を行うWebサービスのバックエンド開発に携わり、Go言語でのネットワークプログラミングを身に着けました。このバックエンド開発ではGo言語の特徴であるgoroutine(ゴルーチン)とchannel(チャネル)を利用し、並列処理を行うプログラムを作成することができました。また詳細設計や結合テストといった開発フェーズを通じて、開発プロジェクトがどのように進んでいくのかを学ぶことができました。
さらに、現在携わっている案件ではJavaScriptのライブラリであるReactを使用して、電光表示板のクラウド管理画面の開発を行っています。上述したWebサービスはバックエンドの開発で主にデータベースとの連携が中心でしたが、この案件ではフロント画面の実装を行っているため、ユーザーがサービスをスムーズに使用できるよう設計するUIデザインについて日々考えを巡らせています。
この1年でバックエンド、フロントエンド両方の開発に携わることができ、少しずつではありますが確実に自分の成長を感じることができています。まだまだ力量不足ですが、貪欲に吸収していきたいと思います!
反省点
ホウレンソウが本当に大事
なんだよまたホウレンソウかよと思われる方がたくさんいらっしゃると思うのですが、これだけ言われるということはとても大切ですし、中々完璧にできないからだということを実感した1年でもありました。かくいう私もこの1年で自分の未熟さを実感する毎日ですが、一番未熟だと感じているのが「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」です。
読者の皆様からすればできて当然と思われることかもしれませんし、私自身もよく聞く話だしわかってるよという気にもなるのですが、いざ自分のこととなるとなかなか行うのが難しい、、、
「今話しかけていいのだろうか・こんなことを聞いていいのだろうか」と悩んでしまったり、自分だけで何とか解決しようとしてしまったりすることが多々ありました。
そこを何とか悩み始める前に立ち上がり、コミュニケーションを取りに行くとすんなり問題が解消されることがとても多かったです。「話しかけに行かなければ、、、」等と後悔したことは一度もありませんでした。相談することは、現状の報告にもなると思うのでこれからも積極的に先輩方のお力を借りて、力をつけたいと思います!
私には速さが足りない
また100%のものを時間をかけて仕上げるよりも、80%のものを早く仕上げるようなスピード感が大切だということも学びました。(もちろん100%のものを素早く仕上げることが最終目標です!!!)
私は人に頼ることが苦手で、良くも悪くも慎重なため独りで悩む時間が非常に長いのですが、それでは業務の進め方が間違っていた場合に手戻りが大きくなりますし、時間が無駄になってしまいます。
実際に、もっと早く報告していれば工数を無駄にせず済んだのに、、、というような失敗もしました。
もちろんじっくり慎重に進めなければいけない状況もありますが、一通り完了した段階で先輩方にレビューをしていただくことで、アドバイスをいただいたり認識の違いにより早く気が付くことができるということを案件に携わる中で学びました。
終わりに
ここまで入社してからの感想や、身に付いたこと、反省をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
社会人1年目ということで、エンジニアとして働くことよりも、社会に出ることへの感想や反省が多かった1年だったように思います。
一方で反省ばかりではなく、昨年大学生だった頃の自分からは想像もできないほどの知識や技術を身に着けることができました。
これからもっと成長できるよう、常に学ぶ姿勢で挑戦していきます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。