こんにちは。デバイスソフトウェア開発部の斎藤です。
「配筋検査ARシステムBAIAS®」は、2024年1月23日に、鉄筋間隔・ダブル配筋計測機能の「ラベルが常にカメラ方向を向く機能」をリリースしました。
これにより、計測結果をどの角度から撮影してもラベルが常にカメラ方向を向くようになり、視認性が向上しました。
今回は、鉄筋間隔・ダブル配筋計測に関わるラベルがカメラを向く機能についてご説明いたします。
鉄筋間隔・ダブル配筋計測について
BAIASの鉄筋間隔計測、ダブル配筋計測の詳細に関しましては、下記の記事をご覧ください。
機能の概要
従来の鉄筋間隔・ダブル配筋計測機能では、計測後に表示される計測結果ラベルの表示位置や文字幅を変える機能はありましたが、表示の向きを変更する機能はありませんでした。
そのため、ラベルが奥に行けば行くほど文字が潰れて読みにくいという課題がありました。
上記問題の対策として、計測後の鉄筋番号・鉄筋径・鉄筋間隔ラベルがiPadのカメラ方向を向く機能を実装しました。
以下の手順にて、「ラベルが常にカメラ方向を向く機能」を有効にすることができます。
- ホーム画面にて設定ボタンをタップし、設定画面へ遷移します。
- 画面をスクロールし、「常にカメラ方向を向く」をONにします。
※デフォルトはONになっています。 - 保存をタップし、ホーム画面に戻ります。
使用例
ラベルがカメラ方向を向くことで、狭い場所などにてiPadと計測面の距離を近づけて斜めから鉄筋の撮影を行う際も値が読みやすくなりました。
以下2つの画像は、鉄筋間隔を計測し画像として保存したものです。
- 左の「常にカメラ方向を向くOFF」状態では、ラベルが計測面と同じ方向を向いているため、斜め方向から見るとラベルが潰れて読みにくくなってしまっています。
- 右の「常にカメラ方向を向くON」状態では、ラベルがカメラ方向を向いているため、斜め方向から見ても視認性が高いことが分かります。
おわりに
本記事では、配筋検査ARシステムBAIAS®の「ラベルが常にカメラ方向を向く機能」ついて解説しました。
高い精度で計測ができたとしても、結果が読みにくければユーザビリティが低下してしまうので、今回に限らず「見やすさ」にもこだわって開発を進めていきます。
今後は配筋に関するドメイン知識をつけていき、お客様の目線に立ってBAIASを進化させていけるよう精進してまいります!
BAIASの最新情報については以下をご覧ください。
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