こんにちは、クラウドソリューション開発部の鈴木です。
弊社の提供サービス、FASTIO のLOGGERアプリに「サマリーページカスタマイズ」という機能があります。
その名の通りロガーアプリに実装されているサマリー画面をカスタマイズして表示を変える機能で、通常のサマリー画面ですと最新の計測値とグラフが表示されているのですが、サマリーページカスタマイズを設定するとグラフィカルに表示することができます。
今回は私が今までに対応したカスタマイズ事例をいくつか紹介したいと思います。
標準テンプレート
まずは、標準テンプレートとして提供しているものから紹介します。
これらはFASTIO導入時にご希望のお客様に設定しているもので、タブレットやモニタに常に表示する場合に適したカスタマイズ例です。
参考までに、通常のサマリー画面はこちら。
標準テンプレートとして提供しているのは水位計、雨量計、騒音・振動計、風向・風速計、風速・予測風速計、粉塵計の6種類。どれも通常のサマリー画面と見比べるとかなり雰囲気が違いますね。
画面上部にある「ビューの切り替え」ボタンをクリックすることで通常のグラフ表示に切り替えることも可能な作りにしています。
では次からは、お客様ごとに実装したカスタマイズ事例です。
実際の現場に近しい表示カスタマイズ
こちらは河川の水位計測現場のサマリーページカスタマイズです。水位計の表示ですが、先ほど紹介した標準テンプレートの水位計カスタマイズとも大分異なりますね。
これは実際に設置する現場に水位の目安となる石が置いてあるので、画面上でも同じように石がどれほど水に浸かっているかわかるようにできないか?という希望を元に作成しました。
計測した水位の値によって画面の水の高さも変わるようにしているので、実際に現場に行かずとも状況がよくわかるようになっています。
複数の計測現場の情報を一括監視
続いては、1画面で複数のロガーの値を参照できるカスタマイズです。
ありがたいことに複数のロガーを利用してくださっているお客様から、全部の数値をまとめてみれないか、とご要望をいただくことがあります。
今回は一括監視用に作成したカスタマイズ事例の中から1つ抜粋して紹介いたします。
こちらはGoogleMapを使用して広い範囲に設置しているロガーの一括監視をしています。
またスクリーンショットには含めていませんがこの地図画面の下には業務フローや緊急時の連絡先も載せており、それぞれの現場担当者の方がこの画面を見れば計測値と一緒に作業で参照するフローが見られるようになっています。
個別のお客様へのカスタマイズならではの画面です。
コンクリート温度を積算表示
サマリー画面は常に最新値を表示していますが、計測項目によっては積算の値も出したい、というご要望をいただく場合もあります。
最後に紹介するのはコンクリート温度を特定の期間ごとに積算温度を計算し表示してほしい、という依頼で実装したこちらの画面。
画面上部のフォームで積算を開始する日時を選択した後に「データ表示」をクリックすると計算処理が実行されます。
もちろん、表示切り替えボタンを押すことで従来のサマリー画面を参照することも可能です。選択フォームやボタンを配置をするとまるで別機能のようですね。
カスタマイズ希望、お待ちしております。
以上、カスタマイズ事例の紹介でした。今回は3つ紹介しましたがどれもまったく違う画面、機能のように見えますがすべて同じサマリー画面です。紹介したものの他にも様々なものがあります。
「こういったことはできる?」という相談いつでもお待ちしておりますので、是非現在利用中のお客様も、導入検討中のお客様もお気軽にお問い合わせください!
お読みいただき、ありがとうございました。