室内の空気環境センシングで生産性を向上!


みなさん、こんにちは!
製品開発部の細川です。

最近、室内で働くメンバーが急増して、空気が悪くなり体調不良者が続出していませんか?

人生の大半を過ごすオフィスの空気環境の改善は重要な要素ですよね。

どうすればオフィスの居心地が良くなるか?

この課題を解決するために、室内の空気環境をセンシングしてCO2等を見える化してみました。

以下は厚労省の指針(空気調和設備を設けている場合の空気環境の基準)です。

  • 温度:17℃~28℃
  • 湿度:40%~70%
  • CO2 :1,000ppm以下
  • 浮遊粉じん量:0.15 mg/m3以下

この基準値を目安として、弊社の『空気の見える化パッケージ』を利用してみます。

『空気の見える化パッケージ』とは

オフィスの空気環境をクラウドで管理し、適正値を超えた場合に管理者へ通知する事で体調不良者が出る前に環境改善(換気、除湿、加湿等)のアクションを促すIoTソリューションです。

オフィスの空気環境のデータを可視化

システム構成

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以下の7ステップにより、簡単にオフィスの空気環境のデータがクラウド上で可視化され基準値を超えた場合に管理者へメール通知されるようになります。

 1.FASTIO LOGGERの警戒線設定機能で閾値を設定します。

  例)室内のCO2の濃度が2,000ppmを上回ったら換気を促すメール/API送信

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 2.PM2.5ダストモニター粉じん計のRS232C端子にWi-SUN子機([WMC-41])をケーブル接続します。

 3.PM2.5ダストモニター粉じん計の電源ボタンを押し起動します。

 4.Wi-SUN親機([WMC-600])とWi-SUN子機([WMC-41])の電源を入れます。

 5.Wi-SUN子機→Wi-SUN親機([WMC-600])に空気環境データ(温湿度、CO2濃度、浮遊粉じん量)が送信されます。(1分1回)

 6.Wi-SUN子機から取得した空気環境データはWi-SUN親機のLTE回線経由でFASTIOへHTTPS送信されます。(1分1回)

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 7.FASTIO上で設定した閾値を上回った場合、換気を促すメールを送信、または他社サービスのAPIを呼び出すことが可能です。

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FASTIO APIの紹介① ~ ログデータ計測アプリケーションAPI ~を利用することにより、FASTIOで管理しているデータをチャットツール等のBotで取得して表示する事も可能となります。

浮遊粉じん量の推移

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22時頃に空調が停止した後に浮遊粉じん量が増加し、早朝に空調が運転開始すると浮遊粉じん量が減少していることがわかります。

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※浮遊粉じん量の単位は、『個数/0.28リットル』となります。

温湿度の推移

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CO2濃度の見える化により分かった事

CO2の濃度は人の数と時間に比例し易いため午前中は元気でも午後から思考力や集中力が切れて眠くなるケースがあります。

室内の空気環境をクラウドで管理する事で今まで見えなかったCO2や浮遊粉じん量を意識できるようになります。

その結果、換気や空気清浄機の導入等のアクションにより空気環境を改善して、思考力や集中力の低下等を防げれば生産性も向上することでしょう。

おわりに

最後まで閲覧ありがとうございます。

本パッケージの導入により適正な温湿度、CO2、浮遊粉じんの量を意識し、オフィスの空気環境が改善されて社員の健康管理の維持に少しでも役立てていただけると幸いです。