地域密着型の案件に1年目でPJリーダーとして携わった話


こんにちは。クラウドソリューション開発部の中野です。
 
昨年の4月に新卒として入社してから1年が経ち、今年度で2年目になります。
この1年の中で、グリーンスローモビリティバスロケーションシステムのプロジェクトリーダーを経験しました。
 
初めてプロジェクトリーダーを経験し、この度無事にリリースすることができましたので、Blogにてご報告させていただきます。
 
1年目でプロジェクトリーダーをするというのは力量不足で迷惑をかけるのではないかという不安もありましたが、先輩たちの後押しもあり自分の成長するチャンスだと思って今回チャレンジさせてもらいました。 色々と苦労もありましたが、とても貴重な体験ができましたので、自分の感じたことや経験を振り返っておきたいと思います。

グリーンスローモビリティバスロケーションシステムについて

現地に設置した様子

実際のグリスロバス

登別温泉街で3月に導入されたグリーンスローモビリティ(低速電動バス)の位置情報を可視化するシステムです。
このシステムはエコモットの自社製品であるSVL-200Gフェイスを使用しています。
 
バスに取り付けたSVL-200が定期的に位置情報を送信し、
受信したバスロケーションシステムがバスの位置情報をリアルタイムに表示します。
このバスロケーションシステムをGフェイスコンテンツの一つとして表示し、複合コンテンツとして旅館・ホテルや観光スポットに提供しています。
 
SVL-200はGPSと準天頂衛星システム(QZSS)両方の位置情報を捕捉しているため高精度で測定可能で、測位精度は誤差1~2メートル程度です。
 

SVL-200

 

Gフェイス

 

振り返り

貴重な体験ができたので自分なりに振り返ってみたいと思います!

大変だったこと

初めてプロジェクトリーダーを経験して、以下のようなことに苦労しました。

  1. プロジェクトリーダーとしての責任と行動
  2. スケジュールや予算管理
  3. 各システムの理解

プロジェクトの管理、関係者への指示出し、報告等多くのことを同時に行う必要がありました。
慣れないスケジュール管理や予算管理を行う必要もあり、正直パンクしそうでした…。
 
とにかく色々大変でしたが、
特に大変で重要だと感じたのは、お客様や関係者とのコミュニーケーションです。
 
良かれと思って実装したことが不要となり工数を無駄にしたことがあったので、
自分がいいと思うことが必ずお客様・関係者がいいと思うとは限らないことが分かりました。
 
少しでも認識が違うとこのように作業の手戻りが発生し、最悪の場合ほとんどやり直しということになります。
そうならないために関係者同士で認識合わせを定期的に行い、プロジェクトの方向性がブレないようにする必要があると学びました。

身についたこと

プロジェクトリーダーを経験したおかげで下記3点が身についたと感じています。

  1. 積極的にコミュニケーションが取れるようになった
  2. 自分の業務を俯瞰して見ることができるようになった
  3. 自社製品の理解が深まった

今まで誰かに質問する時は、「忙しそうだな…聞いていいのだろうか…」と気を遣って聞くのを躊躇うことが多かったです。
聞きたいことを聞くことができないとプロジェクトが前に進まないため、自ら進んでコミュニケーションを取りに行くことが必要だと学びました。
 
また、プロジェクトリーダーとして全体スケジュールを把握しながら作業を進めたので、
〇〇までに終わらせるためにはいつから取り掛かればいいか、優先順位を考えて作業に取り掛かれるようにもなりました。
 
まだまだ力不足ですが、少しずつ技術を磨いていきたいと思います!

終わりに

以上、右も左も分からない1年目がプロジェクトリーダーを経験した話でした。
 
1年目でプロジェクトリーダーを経験できたことは私の大きな成長に繋がったと感じます。
分からないことだらけで大変でしたが、経験豊富な先輩方にフォローしてもらい、無事にリリースできました!
 
完成したシステムをお客様見ていただき、喜んでいただけた時に感じた達成感と喜びは何にも代えがたいモノでした。
 
最後に未熟な自分にリスクを顧みず成長のチャンスを与えてくれた先輩やこのエコモットという会社に感謝し、これからもお客様に喜んでいただけるシステムをたくさん開発できるよう邁進していきたいと思います。